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May 09, 2005

「いらっしゃいませ、こんにちは」という奇妙な言葉

「いらっしゃいませ、こんにちはぁ」、コンビニなどでこんな挨拶を聞いて不快に思ったことはないだろうか。
このblogで先日書いたエントリ「書店の行方~書籍流通の未来」でコメントを下さった方から指摘を頂いて、確かにこれを聞くと不快でアドレナリンが異常上昇するため日頃これを連発する店を避けてわざわざ別の店を選んだりしていた私は我が意を得たりと思わず膝をたたいたのだった。

いつ頃からこんな言い方が広まったのだろう。そしてなぜこれほどに不快なのか。

マニュアル化された文句を機械的に反復するという、コミュニケーションのようでいて実はディスコミュニケーションの極北のような言葉だなと軽く考えていたが、例えば「いらっしゃいませ」を機械的に言われてもそれほどの不快はない。そう考えると、もっと奥深いものがありそうな気がしてくる。

そこでサイトを検索してみると「庄内拓明の知のヴァーリトゥード」というサイトの「いらしゃいませこんにちはぁ」 の怪、というコラムに出会った。このサイトは他の記事もなかなか面白いのだが、やはり同じように不快を感じるひとがそれぞれのサイトで自説を展開したものを総括したものだ。

そのなかで、名古屋薫さんという方のコラムを引いて、前半の「いらっしゃいませ」が相手にへりくだる(謙譲)言葉に対して、次に続く「こんにちは」が対等、いわゆる「タメぐち」であることがこの不愉快の原因であるとし、この感覚に気づかず言われたとおりに発声するだけの店員に生まれる怒りなのだというなんとも鋭い分析を紹介している。
また、これを広めたのはなんとコンサルタントだという。詳しくは上記サイトをご覧いただくとして、彼らの主張に対する庄内氏のツッコミに胸がすく思いだ。

もうこんな挨拶は日本国民全員で止めにすべきだろう。まだまだ今もこの言葉はハビコっている。一日に何度聞かねばならないのだろうと思う位だ。これが不快で店を出る人もいるのだからなんの得も無く、むしろ逆効果ではないか。

コンビニはいままでこれに限らず異常な言葉を数多く生み出してきた前歴がある。指令を出しているであろう店の本部は早くこの異常な言葉とともに不遜にも勝手に言葉を創出する体質から訣別してもらいたいものだ。
(ちなみに自分でもこのblogで「私的には~」などと使っていたりする。他人のこと言えない・・・)

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