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May 10, 2005

石立鉄男と名古屋章 / サンプリングCD

CDショップのフリペコーナーなどで配布されているKAERUCAFEのフライヤーで前々から気になっていた音源、石立鉄男と名古屋章のVOICE CDは眺めるたびに一度は聞いてみたい気持ちがつのってくる。KAERUCAFEは音源素材を専門に扱うメーカとのことだが、カタログを見ると効果音や民族楽器などの音源に並んで、この石立&名古屋の声のサンプリングCDがボーッと発光しているのだ。石立鉄男と名古屋章、確かにこの人選は「音源」というジャンルで際立っているなぁ。ナイスセンスだ。
サイトをみると、セリフのリストが並んでいるのだが、例えば石立の「おい。ちょっと待て/おまえが出て行け/俺は出て行かん/帰れ帰れ/金、金うるさーい」とか、名古屋章の「馬鹿モン」「電話だ早くとらんか 」など、もう聞く前から二人の声が耳に反響するほどだ。
ほかにも梨本勝とか小倉一郎(!)、小川真由美、田中星児など音源としても濃すぎるラインナップで、素材として実際にどのように使われているのか素人には想像がつかないが、留守電メッセージや着声として使ったら楽しそうだ。メール着信で名古屋章に「馬鹿モン!」とか言われてみたい。会議中に石立の声で「金、金うるさーい」とか・・・冷や汗かきそうだ。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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