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November 23, 2004

西院駅ホームの画家

ご当地の踏み絵」というサイトが面白くて、しばらく住んでいた京都の項目を笑いながら読んでいたが、「関東は基本的に東夷(あずまえびす)の住む田舎であると思っている。」などというのには思わずほくそ笑んでしまった。同じ関西でも京都と大阪は別世界と言われるが、大阪をみてみるとさすがの濃さ、いやあまりの個性に項目の量が他にくらべて多いだけで笑える。「いつでも会えそうなタージンだが、まだ街で見たことがない。」などというのはまさに関西人以外はなんのことか分からないだろう。ずっと前、テレビで全国大学落語研究会トーナメントというような番組があった。まだ学生時代のタージンがピン大=桃山学院大学代表で出ていて、他を抜きんでて面白かったのを覚えている。その後、関西ローカルのレポーターになっているが、実は前に京都四条大橋ですれ違ったことがある(全然自慢にならない・・・)。その落研トーナメントでは、後に本当に噺家になった春風亭昇太も出ていたが、やはり周囲を圧倒していた。

さて、こんなことを考えているうちに、阪急京都線の西院駅ホームで毎日のように見かけた画家を思いだした。この人、ホームの壁にある消火栓ボックスの上にクロッキー帳をおき、ただひたすら絵を描いているのである。その絵も近づいて覗いてみると地下鉄の情景などではなく、全く別の風景画のようなものだった。全く謎だ。阪急で西院を通るときはそのひとがいるかどうかを確認しないではいられなかった。
そう思い出してサイトを調べてみると、「マン・レイになってしまった人」というサイトの日録(2003年11月6日)に記述があるのを発見した。その日記には河原町方面に向かう阪急電車の中から撮った写真まで載せておられる。写真にまで巡り会えるとは、物事は調べてみるものだ。美術家のやなぎみわさんが京都新聞にこの画家に関するコラムを載せていることにも触られていて、この記事を今さらながら読みたくなってきた。
私が最後にみたのはもう10年も前の話なのだが、少なくとも昨年まではまだ描いていたことが伺える。しかしいまどうされているのだろう。どなたか情報をお持ちの方に伺ってみたい気がする。

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Comments

初めまして。
京都在住の(・ε・)ムゥーです。

かつて高槻市に在住してまして、通勤に阪急京都線を使ってたので、私もかの画家さんを通勤途上でよくお見かけました。

最近見かけませんねえ、と思ったら、阪急京都線の車掌をしてる友人によれば
「W林さんのことですね。なんでも最近は仕事を掛け持ちしていて忙しいとおっしゃってました。時々いらっしゃいますよ(^_^)」
ということだそうです。

ご健壮だ、ということで、何よりです♪

(・ε・)ムゥーさん、初めまして、管理人のazusayumiと申します。
そうでしたか!まだお元気でたまにはホームで絵を描かれているんですね。私が知っているのはもう10年以上前のことですが、そのとき既に半ば神話化している感さえあったということは一体、何年ホームで描き続けていらっしゃるのでしょうか。出来上がった作品をいつか見てみたいものです。久しぶりに思い出して懐かしい気分になりました。有り難うございます。また遊びにいらしてください:D

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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