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November 21, 2004

水木しげる『ふるさとの妖怪考』 / 『大(Oh!)水木しげる展』

このあいだ、ボクシングミニマム級世界タイトルマッチを観に国技館へ行ったとき、ふとみると両国駅の改札に「大(Oh!)水木しげる展」のポスターを発見して、ゼッタイ行かなくちゃ、と思っていたが、忙しさにかまけてすっかり忘れていた。もしや既に会期を終えてしまったのではないかと江戸東京博物館のサイトを確認すると、1月10日まで開催されているということで安心した。安心するとまた忘れそう。

水木しげるといえば、生まれて初めて「書店で本を取り寄せるという大イベント」を敢行したのが「ふるさとの妖怪考」(74年、じゃこめてい出版)だった。朝刊の下段、新刊案内にみつけてどうにも欲しくなり、本屋で親父に書名を告げたが、妖怪考の「考」は「考える」と説明したつもりが出来の悪い小学生のこと、「ふるさとの妖怪を考える」と伝わってもどかしい思いをした。この記憶がいまだに鮮明なのは多分かなりドキドキしてたのだろう。嗚呼、感傷。

それにしても会場で買えるグッズ、「目玉の親父Tシャツ」と「マグカップ」が欲しい。欲しすぎる。
考えてみれば、小学生の当時からなにも成長していないのだった。

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Comments

水木しげるのサイン会行ったことあります。
新宿の紀伊国屋にて。
流れ作業みたいな感じで気が付かないうちに私の本が流れていてサインが終わっていました。
あと渋谷のパルコかどっかでおばけ屋敷っぽい展覧会も行ったことあります。
水木しげる展に本人は来ないでしょうけど「生きてるうちにいっとかなきゃ」という気分になりますね!
ユニクロのフリースのCMがもう一度見たいです。

>ヨンコさん、ほんと、「生きてるうちにいっとかなきゃ」って感じですよね!もう82歳ですもんね。でもまだまだお元気そう。こんなひとはそうそう世に出るものじゃないだろうから。
自分が子供の頃に夢中になった鬼太郎をまだちっちゃい私の甥が夢中になってるのをみて息の長さにビックリします。もう世代のボーダレス状態(笑)
それにしても、Tシャツとマグカップ欲しい・・・。
根本敬Tシャツはさすがに着られないけど(笑)、目玉ならコッソリ着られますから(でもかなり恥ずかしいけど。)

アタクシもかなり欲しいですっ。<目玉オヤジTシャツとマグ。
漫画本では読んだことはありませんが、テレビの鬼太郎って画がだんだん洗練されてきて本来のオドロっぽさがなくなってきましたけど、身に着けるものですから、このくらいフレンチな(?)周辺グッズ(帽子とか)のデザインだとイイかも~。

>ISさん、言われてみるとほのかにおフレンチな感じが(笑)。初期の鬼太郎はもっと気味悪さが出てましたよね~。早速観に行ってこよ。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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