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September 20, 2004

マチュー・カソヴィッツ / 『ゴシカ』

「アメリ」ではトッポくて憎めないお兄さんを演じていたマチュー・カソヴィッツの監督になるホラー・サスペンス。

刑務所の精神科医であるミランダ(ハル・ベリー)はチャールズ・S・ダットン演ずる夫の殺人容疑で逮捕されるが、本人には自覚がない。刑務所内の精神科病棟での医師が一転して患者へと立場が逆になる不条理。サイキックな現象が次々と起こり、次第に事件の真相が明らかになる・・・とはいうものの、まずはハル・ベリーがそもそも水を入れて膨らませた風船のような入道顔のチャールズ・S・ダットンと結婚しており、しかも職場で仲睦まじく抱き合ったりしているという設定に無理がありすぎ。
まず、どうしてこの二人が夫婦になったのか?これが最大のミステリだ。
・・・まぁ、これは良いとしよう。しかしこの作品の欠点は、超常現象が次々と巻き起こるホラーであり、同時に殺人事件の真相を謎解くサスペンスである、という二重構造になっていて、それがどちらつかずの中途半端な感じを与えていることだ。
ミランダに執拗につきまとい、痛めつけるゴーストの気持ちもよく分からない。彼女に犯人の逮捕をして欲しいのなら、何でこんなに苦しめなければらないのか。なぜか憎悪がミランダに向いているのは解せない。

だがこの作品で一番怖かったのは、ミランダが刑務所を逃げ出すシーンの車中、後部座席にゴーストが現れて振り返り、恐怖におののく瞬間のハル・ベリーの顔だ。現れたゴーストは特殊メイクでかなり恐ろしい。その現れ方は音響効果も総動員した最大級の怖がらせどころだ。しかし、そのゴーストよりも、振り返るハルが数段怖くて、思わず笑ってしまった。スマン。

ペネロペ・クルスは囚人役だ。プロットにはなんの関係もない役で、とりあえずキレイどころを出してみた、というところか。ロバート・ダウニー・Jrは精神科医の同僚で、ミランダの主治医となる。私生活でも麻薬中毒だったロバートが、ハルに鎮静剤を打つシーンはなんだか笑えないなぁ。 2004年、97分

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