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September 16, 2004

ニコン / 『ニコンF6』発表

ニコンは16日、フィルムカメラのフラッグシップ機「Fシリーズ」最新機種『F6』を10月22日に発売すると発表した。96年のF5発売から8年振り、初代ニコンFからは実に45年が経過している。
急速にデジタル化してゆく写真界にあって、あくまで銀塩にこだわる姿勢がニコンらしい。このニュースで気がついたのだが、デジタルカメラに対して従来のカメラを「フィルムカメラ」と呼ぶことを初めて知った。これは業界の統一呼称なのだろうか。一般のユーザには「銀塩」という言葉がわかりにくいからだろう。「ケミカルカメラ」などという言い方をする場合もあるが、これは写真処理からの発想で、銀塩とともにやや専門的すぎるのかも知れない。スペックはニコンのサイトに詳しいが、今やケミカルカメラにおける進歩とは一体何なのだろうか、と考えてしまった。例えばF5に比較して機能的な部分での新機軸・新たに盛り込まれるべき機能を見つけることは容易でない。既にほぼ極限まで完成してしまっているからだ。進歩があるとすれば、それは速度や耐久性の細部を向上させる他ない。発表されたF6のスペックはまさにその予想を裏打ちするものだった。オリンパスのように既にかなり前にOMシリーズのラインを廃止してしまうような選択も企業にはある。企業経営を考えれば当然の帰結とも言える。しかしこのタイミングで敢えて銀塩を追求するニコンの姿勢には拍手を贈りたい。おそらく、今月末にドイツで開催されるPhotokinaに合わせた発表なのだろう。驚くべきは、45年前に発売されたニッコールがこのF6にもなんの問題もなく装着できることだ。既に神話と化した「不変のFマウント」は21世紀になってもなお「不変」なのだ。これが企業の信頼というものなのだろう。
あのライカも最近M7でやっと電子シャッターになったばかりである。カメラの進歩という点から考えれば、恐ろしくコンサバティブでスローな進み方だ。ユーザにとってはメーカの「色」が明確で、いろいろな選択肢があるのが有り難い。

ただ、個人的には既にF3になってから物欲が湧かなくなっている。電子式になってしまったからだ。なぜかどうしても「メカニカル」にこだわる私にとっては、FシリーズはF2までなのだ。自覚はないがやはり偏屈なのだろうか。しかし、F、F2ともいまだに現役で使っていて全く不都合はない。願わくば、銀塩のサプライ、つまりフィルム、ケミカル、印画紙の販売が少しでも長く続いてくれるよう。 この間のAGFAのニュースでは危惧を抱いたが、F6発売とは心強い。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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