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August 10, 2004

ミニコミスト! 第4号 『大遅刻』 『阿呆は寝て待て 犬派』

ミニコミや自主流通出版物を多く扱う模索舎によるミニコミの定義は、「主要取次店(トーハン、日販など)に取次口座を持たない、一般の出版流通ルートに乗らない出版物(自主流通出版物)」(模索舎月報「はじめに」より)となっている。同時に、この定義は「書店流通を基準とした一つの分類方法」に過ぎず、ほかの基準に拠った定義もあり得ることを断っている。だとすれば、私の惹かれる、値付けがされず(ほぼ)個人での発行になるフリーペーパーはこの分類にも入らない、いわば「草の根出版物」とでも言うべきものだ。だが、だからこそ捜すと面白いものがあるともいえるのではないだろうか。

前々からカドヤサチエさんという方の作るフリーのミニコミが気になっていた。とはいえ、まだ今までに2誌しかみたことがないのだが、初めて手に取ったのが「大遅刻」という小冊子だった。kadoya0051.JPG残念ながら、友人と新宿で飲んだ後、久しぶりに「桂花」でラーメンを食べながら、あろうことか連絡先をこの「大遅刻」にメモり、友人に渡してしまって今はない。なんと言うことをしてしまったのか。カドヤさん、ゴメンナサイ!その後、次号が置かれて分かったのは、このミニコミの名前が「大遅刻」ではなかったことだ。今度は「阿呆は寝て待て 犬派」という題なのである。毎号、題名が変わるのだ。だから、このミニコミをなんと呼べば良いのかが分からなくなった。今号の内容はコラム「タコ足配線に強い女」、風邪を引いてエメラルドグリーンの鼻水が出たという内容の「母よ」、ほか萩山理恵「天然だから」など別のライターの寄稿数本。そして、「みうらじゅんin東京ドーム 郷土愛(LOVE)2004日本全国物産ピック」の見物記だ。いかにもフリペらしい題材と脱力感が好ましい。そしてわが敬愛するみうらじゅん先生を扱ってくれたことで一気に親近感が増して来たのである。(ちなみにこの間、「スライドショーin武道館」のDVDをTSUTAYAのポイントで買っちゃった・・・てへへ)
そして、同時にカドヤサチエさんとは一体どんな方なのか、という興味が膨れてきたのであった。どうも、この方、演劇関係の方らしいのである。この記事の報告をメールでしようにも、この冊子の奥付に住所が書かれているだけで、今どきメールアドレスの片鱗もないのだ。なので、念動力でご本人にこのサイトを見つけて貰い、恐れながらコメント頂くほかないのである。次号の題名が楽しみだ。7x10cm、32p。

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Comments

カドヤさん、BBSへの書き込み有り難うございます!こんなに早く念動力が通じるとはオドロキでした。いつも楽しみに読ませて頂いております。「阿呆は寝て待て」には猫派もあるのですか?!これは犬派の別バージョンということでしょうか?小さな版型がtinyで気に入っております。しかも置きやすそうですし。これ以前にどのくらい発行されているのでしょうか?「大遅刻」での掛け合い芸人のイラストが気に入ってます。(手元に無いんですが・・・)

失礼ながら木村万里さんのサイトmarishiroなど拝見させて頂きました。みうらじゅん「郷土愛(LOVE)2004」で入手されたという「なんぎ牛」のお面は貴重ですね。これからも楽しみにしております。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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