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8 posts from June 2004

June 27, 2004

ミニコミスト!番外編 / 『Tokyo Notice Board』

「Tokyo Notice Board」という週刊のフリーマガジンを見つけた。なかなか面白いのでミニコミスト!の番外編として見てみたい。始まったばかりでもう番外編というのも気が退けるけれど。このフリーマガジンは日本に住む外国人向けの情報誌だ。tokyonoticeboard.JPG発行は財団法人東京観光財団でwebをみると都の外郭団体のようだ。ちなみにこのサイトは日本人、とりわけ東京に住む人にとっても結構使えそうだ。ネイティブ東京人にも知らない情報がかなりある。特に修学旅行ガイドなどは実はデートや家族でのお出かけなどにも参考になりそう。
さて、このマガジン、短期滞在のルームシェアから日本語のクラスなどのほかに、Sayonara Saleというページがあって、これは日本を去る人が家具や家電製品などを後からくる人に売るためのメッセージ欄。何とも合理的なシステムだ。こんなネットワークがあるとは気づかなかった。Friendshipという欄にはこんなメッセージも溢れている。Hi everybody! I'm GENKI Japanese girl, 22. I am looking for foreign boyfriend.....とか、Looking for American lifepartner 20-40'. I'm ***. Japanese female 29 years, love music, cinema,.....など、何故か日本人の若い女性から外国人への交際希望が多いのが面白い。ほかコラム(英文)などもなかなか読ませる。
「外国としての東京」を感じることが出来るマガジンだ。青山ブックセンター新宿で入手。

June 24, 2004

BBS設置してみました。

サイドバーに小さなBBSを設置してみました。inobbsさんからcgiを頂いて、悪戦苦闘の末、やっとかたちになりました。
ftpでサーバへ転送するところから何度もやり直して、何故かスタイルシートが反映せず1時間ほども悩みましたが、ちょっとした設定ミスが原因とわかり、やっとうまくいきました。ino様、有り難うございました。お気軽にカキコミください!

June 20, 2004

ミニコミスト! 第2号 『Juicy Fruits』

ミニコミも既にミニコミの範疇を外れてミニ・マスコミとでもいうようなものもなかにはある。最近は名を知られたクリエイターなどが商業ベースから離れた個人での表現手段としてミニコミを発刊する、いわば「逆流」現象もあるようだ。例えば、イラストレーターの大橋歩が発行する「Arne」などがある。先日、神保町の大型書店で手に取ってみたが、とにかくこれはプロの仕事なので個人誌といっても本格的なものだ。しかし、イラストはもちろん、取材、写真撮影、記事執筆そして流通までをすべて大橋個人で行っているとのことで、これはやはりミニコミが商業主義から離れたところに存在するという、いわばマスコミへのカウンターとして定義されるのであればまさしくミニコミには違いない。

juicyfruits.jpgしかし一方、第1号の『愛情通信』や今号の『Juicy Fruits』などは同じミニコミとはいえ個人の「手作り感」に溢れていてプロの仕事にはない良さがある。しかしこういった個人誌では特に流通経路の乏しさが問題だ。個人では開拓しようにも限りがあり、値付けがされないフリーのミニコミではなおさらだ。かくして常に入手が困難となる。勝手を言えば入手困難なところに惹かれる部分も正直在るが。そこでこのようなミニコミのほとんどはウェブサイトを並行するという手段で補っているようだ。

さて、枕が長くなったが、『Juicy Fruits』は発行者の今日マチ子さんが芸大の学生のころから発行しつづけるフリーペーパーだ。文字やイラストはすべて手書きでA5判1枚のコピーに纏めたフライヤーに近い形式だ。驚くべきはその発行数だ。既に昨年末までに170号が発行されている。2000年10月が創刊というから、約3年で計算すれば単純計算で月当たり4.7号の発行となる(いま電卓で計算した)。なんと「週刊以上」なのだ。創刊から3号以上続かないケースが多いミニコミ界にあって(三日坊主ならぬ3号雑誌といわれるが)この継続と発行頻度を支える原動力とは一体何か。これだけで舌を巻きシッポを巻くのである。もういろんなところを巻いちゃうのである。

しかし、内容は毎回面白い。今日マチ子さんこと大竹美緒さんは、その後雑誌の仕事も持つプロで活躍されているとのことだが、今なお等身大の女の子の視点がユニークで可愛らしい。何より楽しんで制作している気持ちが伝わってくるのは個人のフリーペーパーならではのテイストだ。美術家として世に出るためにもこのミニコミの継続力が役立ったのではないだろうか。
なお、すべてのバックナンバーがサイト「Juicy Fruits」で見られるのはうれしい。


June 13, 2004

『スクラップ』を捜す / テレビドラマデータベース

ミニコミスト!の愛情通信9号の表紙はなんとあのミッキーで驚いた。ミッキーといってもアメリカネズミでもなくミッキー・カーティスでもない。ましてやミッキー安川でも全然なくミッキー・マッケンジーやミッキー吉野でもない。(とりあえず体重順に並べてみました) それは82年放送のギャグドラマ「刑事ヨロシク」に出演していた不良チビ役、ミッキーだ。しかし、何故いまさらミッキーが・・・著者の年齢からすれば知ってるハズがないような気がするのだが。

テレビドラマデータベース」は昔見たテレビドラマがどうしても思い出せないとか、放送年から自分の記憶を修正したりするのに役立つ。私の場合、家族に確かめてもほとんどの場合題名や放送年までは分からない。しまいに何の話をしていたのか分からなくなるほどの痴呆家族だから全然当てにできないし。97年から280万アクセスもあるそうだから超有名サイトなのだろう。

以前から確かめたかったドラマが「スクラップ」だ。世良公則と石田エリが詐欺師と泥棒。万引き少年と身よりのないもの同士が家族のように暮らす話。実は私、こういう疑似家族ものに弱い。いまから思うとドタバタのドラマだったが、結構泣けたりした。いや実は最終回にはボロボロ涙がでた。この題名がどうしても思い出せず、世良と石田が主演のドラマぐらいしか手がかりがなかったのだが、このサイトで一発検索。これがきっかけで城之内ミサの主題歌まで思い出せた。学生のころと思っていたが、89年の放送ということはそれよりずっと後のことと分かった。自分の記憶もほとんど当てに出来ないのである。

「雑居時代」などのユニオン映画シリーズも忘れられないドラマだ。資料として眺めるだけで昔のことが鮮明によみがえる最近お気に入りのサイトだ。■

ミニコミスト! 第1号 『愛情通信』

「愛情通信」に出会ったのは中野のサブカル系書店タコシェだった。入り口すぐの右手にフリーペーパーの棚がある。いつもここでアップリンクの月間スケジュールをもらっていたのだが、ふと目を遣るとこの冊子がひっそりと積まれていた。

aijotsushin.jpgフリーなものはまずもらう主義の私はためらうことなくバッグに入れて、2,3冊の本を買い、喫茶ルノアールのノケゾルような椅子に座って読み始めた。サービスのお茶が出る頃(ルノアールはなにを頼んでも最後にはお茶だ。むしろ無料のお茶だけじゃダメか。関係ないか・・・)にはすっかり気に入ってしまった。発行人は20代の女性だが、この押しすぎない笑いのセンスが丁度良い湯加減なのだ。手にしたのは12号だったが、調べてみると1~10号までを纏めた「愛情通信全集1」が発売されていることを発見し購入してみた。発行人の解説によると、もともと芝居の出演者募集のためのミニコミ風チラシが発端らしい。たしかに愛情通信にもある種の芝居テイストがなくもない。1号の素朴さから号を重ねるに連れ洗練されてくるのがよく分かるのも楽しめる。pokan.JPG

発行人の語り口はイマドキの女性らしくなく少々奥ゆかしいようでいて実はなにかブッ壊れそうな(失礼)気配を必死でフォーマルに取り繕っているような感覚をおそらく意図的に出している。これは厄年から来る私の勘違いだろうか。少なくとも書き出しだけは。
しかしこの書き出しも終いには予想通り壊れてゆく狙い加減が笑いを誘う。発行人だけの微妙な「大流行」つまりマイブームも編み物の広瀬光治だったりローカルなロックシンガーだったりするが、次の瞬間にはもう笑いの対象として突き放してしまうような毒がある。これは間違いなくミニコミしか出来ないテイストだし、図版のコラージュ、テーマなどいかにもミニコミらしい自由奔放さが小気味いい。実は先日、タコシェのサイトでこの「愛情通信全集1」を「おすすめ」としてかなり褒めていた。あの日本一サブカルを「分かっている」タコシェが褒めまくっているのをみて、ひそかに注目していただけの単なる一読者で、なんの関係もない私が何故かうれしかった。(勝手にうれしがるなって?!) できれば発行人は私の記事など読まずに勝手気ままに創る楽しさだけを追求して欲しい気がする。

ミニコミ文化(などという言葉があれば)はそれを創るミニコミストとともに、常にメインストリームの傍らを流れているものだ。ともすればその存在にすら気づかず資料も残らないことになりかねない。だからこそ自分の身の丈に触れる狭い範囲であれ書き留めておきたい。ミニコミも調べてみると結構奥深いものがあるようだ。

(右の写真;「愛情通信全集1」付録の「ポカン猫カンバッジ」を愛用の吉田カバン製トートバッグに付けてみました。)

ミニコミ「愛情通信」サイト 愛情通信網
ちなみにこのサイトの日記も面白い。■


June 06, 2004

映画 『パッション』 / メル・ギブソン

先日、新宿高島屋のテアトルタイムズスクエアにてメル・ギブソン監督「パッション」を観た。
キリストが磔刑に処せられ、復活するまでの最後の12時間をこれ以上ないほど克明な描写で描いた作品だ。先行してバチカンを始めとしてこの是非についての論争が巻き起こったということだが、キリスト教文化圏の人々、もしくは日本人でも信仰を持つひとにしてみればこのゴルゴダの丘までのシーンはなじみ深いものなのだろう。

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June 05, 2004

ミニコミスト! 第0号

書店で何気なく棚を眺めていたとき、ふと手に取ったのがあるフリーペーパーだった。
それまでこの手のフリーペーパーというものは読んだことがなく、商業ベースに近い無料誌というジャンルを含めたいわゆるミニコミというメディアについても、その存在をこそ知ってはいたものの取り立てて関心を持っていたわけではなかった。しかしこのミニ雑誌に出会ってから、ミニコミあるいは場合によっては無料で配られるフリーペーパーというものが、実は自己表現の手段として一つの独立したメディアであることに気づかされた。

そう分かった途端、周りを見回してみるとおびただしい個人誌が目の前に広がっていた。関心がないということは、そのもの自体が見えないということだ。しかし気づくことで突然別の地平が目の前に広がることがある。

今は昔と違ってWEBという便利な手段がある。個人が情報発信をするのならば手間も費用もかからない。しかも言葉の問題をおけば全世界に発信可能だ。それでいてあえて印刷機を動かし、たとえ少部数でも雑誌を作ろうとするのは何故なのだろうか。こう考えて出してからというもの、特に個人発行のフリーペーパーを中心にフライヤーに近いものも含めて集め始めた。そのなかから、気に留まったものをこれから少しづつまとめてみようかと思う。

これらは単に眺めているだけで楽しい。売り上げや採算からは全くフリーな立場で発行者が自ら楽しんで創っているものが読者にも楽しくないわけがない。内容は個人の周辺に取材したものから音楽など特定の趣味のテーマを持つものなど多彩だ。ただし文学誌や漫画などの同人誌は対象から外した。これらは既に確立されたジャンルでその目的も明確なためだ。あくまでなにかを自己表現しようとする個人=「ミニコミスト」の創るものが面白くて刺激的なのだ。

特に目的があるわけではないが、そうすることで図らずもなにかが見えてくるとすればそれはそれで面白いのではないかと思う。次回から1誌づつ「コレクション」してみたい。

June 03, 2004

口琴 草原の風を奏でる

最近よく言われる「癒し」という言葉は好きになれない。何故か胡散臭いものを感じてしまうのだ。どうもこの「動詞の体言化」した言葉が胡散臭さを醸し出しているような気がする。例えば、「気づく」が「気づき」と使われると途端に怪しげな風味が広がる。ちょっと違うが「住む」を「住まう」と言ってみたりするのもイヤだ。普段ほとんど使われない言葉だが、何故か婦人誌や大人のライフスタイル雑誌などで特徴的に嘘臭いグラビアと並んでいることが多い。「上質な生活」をことさら演出しようという編集者の姑息が感じられてはっきり言って不快だ。いや不快なのはいま寝起きで機嫌が悪いからだった。すみません。住まう、どんどん使って下さって結構です。良いですね、この言葉。
jewsharp.jpg
さて、このような日頃の怒りで疲れたこころを癒してくれる口琴という楽器に近頃こころ奪われている。
構造はフレームに金属の弁がついており、この弁を指で弾き演奏者の頭蓋で共鳴させて演奏する。このために、フレームを歯に当てるのだ。「びよんびよん」という魂に響くような、シャーマニスティックな音がする。口のかたちを変化させると音色が変わる。響かせながら発音するとまるでボコーダーのような音になる。無心に弾いていると、まるで中央アジアの草原で風に吹かれているような気分になる。

単価も高いものではないし、いろいろな口琴を集めてみるのも楽しそうだ。またまた深みにはまりそうです。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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