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April 11, 2004

ロイヤルティーフリー人物画像

雑事にかまけてMovable Typeへの移行が遅々として進まず、とりあえず6月までを目標としてはいるものの、借りたレンタルサーバは今のところ遊んでいて実に勿体ない話である。しかし初志貫徹、完了すればこのblogは現在のプラスからベーシックに戻してMTと並行する形を取りたいが、テーマを重複させるのはあまり意味のないことでもあり、写真、映画(とはいってもまだまだ書き込みは足りないが)はココログに担当させて、MTの方は多少の関連はあるにせよ別のテーマを設定する方針だ。この方向性、コンテンツの色が明確になったところでstartしたい。しかし、その内容をつらつら考えるのは楽しいものだ。ちょうど幼稚園児がお絵描きの時間に色とりどりのクレヨンを選んでいるようなものだ。おまけに昨日はお昼寝の時間もあったりして。

そこで、漫然とWEBを歩き回りながらMTで使う素材をさがしているのだが、自分の写真を使うのはもちろんとしても肖像権とかほかのややこしい関係があって、使いたい人物スナップは如何に自分の写真とはいえ簡単に使用できない。ややこしいとはつまり自分のものを使うのだから著作権は問題ないが、人物となるとたとえ写された本人の承諾を取ったとしてもアップされた知人の顔との関係性というものがいろいろなことを勝手に語ってしまうものだからである。それでロイヤルティーフリーの画像ということになる。

しかし、おそらく同じ理由からか、私設のフリー素材サイトも人物写真となると圧倒的に少ない。たとえあっても、二次加工ができないなどの制約があるか、最初からフィルタ加工してあって私には使えないものばかりである。私の場合、二次加工どころか原型をとどめないほどまで、とまでは行かないものの加工が前提だからである。モデルが気に入らないということも大きい。

やはりこうなれば有料の素材を使うしかないか、ということで昨日は新宿の量販店で探したが、これもイメージにかなうものは少なかった。ただ、値段は少し高いが1社の製品でなかなかよいものが見つかった。WEBでCD-ROMの内容がすべて確認できるので買って後悔することもなさそうだ。これらはサイトでも1枚から買えるようだ。(ただしバラの1枚単価は割高。)仕事柄、こういった画像はストックフォト会社から年契で買ってはいるが、法人相手では恐ろしく高い。しかも契約期間が過ぎれば使用不可となる時限契約であるから、個人では無理だ。

ただ、使う使わないは別として、素材サイトを経巡るのは意外に楽しいことが分かった。
いくつかのサイトはブックマークしてたまに訪れようと思う。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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