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April 30, 2004

アクセス数3000、とはいえ・・・

3月7日にアクセスカウンタを設置して、今日アクセス数3000を超えた。ほぼ2ヶ月弱の期間として多いのか少ないのかはよく分からない。が少なくとも、なにやら一貫しない主義主張の不鮮明な、一神保町散策人の書き散らしがこの数だけの人の眼に触れたということは、おそらくはそれが軽蔑や憐れみであるとしても考えてみれば驚くべきことだ。

このWeblogに用意されたアクセス解析では、サイトを訪れたひとがどのようなキーワードに導かれたのか、どのサイトから流れて来たのか、そしてどの記事を見たのかまでが分かるようになっている。単純にアクセス数を増やすのが目的ならば、これらを参考としてそれに迎合した記事を書けばいい、まさしくそういう目的で作られた機能なのだろう。

これで商売をする、もしくはこの数の増加を何故か至上命題と考えるのであれば、これは看過できない重要な情報として活用すべきだ。会社組織ならばおそらく兵隊たる社員に、例えば朝礼の時間に上長から「ここを攻めろ、平社員!(なんて言わないか・・・)」などと檄が飛ばされるに違いない。

だが、こうやって書くことをある種の癒し(この言葉は胡散臭くて使いたくないが)、もしくはリハビリとして考えている自分としては、アクセスカウントや解析は返って邪魔になる。これに関わり合うと、必要以上に意識して本当に自分が書きたいことが書けなくなるような気がするからだ。これは本末転倒というものだろう。

アクセス数アップのために幇間をやる気はないが、あまり読まれないのは寂しいのだから難しいものだ。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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